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作業療法リーズニングの論文が掲載されました。

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日本臨床作業療法研究に作業療法リーズニングの研究論文が掲載されました。



丸山祥・長谷龍太郎・笹田哲:高齢者に対する訪問作業療法における作業療法リーズニング研究-参加観察と半構成的面接を利用した質的研究-.日本臨床作業療法研究,4:13−22,2017.  オープンアクセスですので、無料で全文が入手できます。

  修士課程で取り組ませてもらったメインの研究になります。
  本研究では、これまでのリーズニングの区分から、訪問ならではの、新しい知見を提出しています。


  ご意見、ご質問などあれば、よろしくお願いいたします(基本的には必ずお返事いたします)。



論文投稿のススメ(後編)

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前編の続きになります。

論文投稿初心者の立場から、臨床家が論文投稿を行うための一つの参考として、以下のA-Dに分けて私見をまとめました。
 A. なんで論文投稿するの?
 B. モチベーションはどこにあるのか?
 C. どうやって投稿するのか?
 D. どこの雑誌に投稿するのか?


前編に続いて、後輩たちに向けて
C. どうやって投稿するのか?
D. どこの雑誌に投稿するのか?
を書きたいと思います。





C. どうやって投稿(執筆)するのか?
まずは学会発表へ出してみることからはじめると良いかなと思います。とかく、この内容で良いのだろうか?と悩む人もいるかと思います。そういう時はよく発表している仲間・先輩とこんなことを考えているんだけど、と相談すると良いかと思います。

また、研究の場合には、研究計画書を各段階ですでに詳細に準備されます。事例報告や事例研究でもこの準備が重要かなと思います。事後的に振り返ることもあるかと思いますが、多くの場合は後から補足するには難しいと感じます。普段から自分が関心のあるテーマについて、下調べをしておきつつ臨床に向かうことで、論文化の時に求められる水準(先行研究との関係及び新規性、方法の洗練など)が事後的に考えるよりも二段階くらい上がるように思います。
臨床家がいつもこういう構えで臨床を展開していくと、職場や組織グループの中でディスカッションが活発になったり、創造しやすい環境になるのではないかなと思います。

論文化するため勉強としてオススメの方法は、論文(を書いている人)から学ぶということです。論文をよく読めというのは聞くのですが、僕もそうでしたが「そもそも読み方がわからない」という相談が多々あります。僕の場合ですが、著者がどういう疑問から?どんな視点や背景を持って?どう解決しようとしていったのか?といった全体のストーリーを掴みながら読んでいくと、理解しやすいように思います。また、書き方についても参考になります。論文には、ある程度の型(起・承・転・結など)があると思うので、その型を意識しながら読むと、自分がいざ論文を書く時に手がかりになると思います。

あとは、僕の場合は、読むだけではなんとなくわかったつもりになりがちですので、最近は読んだ論文の内容を手書きでノートにまとめるようにしています。そうすることで、他の論文と比較したり言葉の違いなど…

論文投稿のススメ(前編)

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「そもそも忙しい臨床業務の合間を縫って、論文投稿する価値があるの?」
「したいけどどうしたら良いかわからない??」
など臨床家が論文投稿することへの疑問は多々あると思います。
とりわけ、臨床家で論文を書いている人が身近にいないと、論文投稿ってほんとーに違う世界のようにも感じますよね。





僕が自分の後輩たち伝えたい意見としては、
ガンガン論文投稿するまでとは行かなくとも、ぜひ、作業療法士人生の中で一回、自分の大切にしているテーマで論文投稿にチャレンジして欲しいなと思っています。


って言ってる僕自身も論文投稿初心者ですので、ずーっと先に行っているわけではなく、後輩たちの半歩先に行っている立場から書いています。


ということで、論文投稿初心者の立場から、臨床家が論文投稿を行うための一つの参考として、以下のA-Dに分けて私見をまとめました。
 A. なんで論文投稿するの?
 B. モチベーションはどこにあるのか?
 C. どうやって投稿するのか?
 D. どこの雑誌に投稿するのか?


前編(AとB)と後編(CとD)の2回に分けて紹介します。


A. なんで論文投稿するの?
この問いに対して、僕が臨床家が論文投稿する意義をすごく単純化すれば、「関心のあるテーマについて意見交換するため」だと思います。

「え?そんなこと・・・」と思われるかもしれませんが、意見交換はとても大切だと思います。
僕が新人の時代にはよく先輩たちに連れられて飲み屋さんでいろんな話を聞いたりしました。そこでは、普段聞けないような先輩たちが大切にしているテーマに関してや、その考え方について学びました。
自分の考え方は他者の考え方と交換しあうことで、考え方も変化していくと感じます。
ずーっと同じ考え方をしていくことを好む方もいるかと思います(?)が、僕はいろんな人の考え方を知って、自分の考え方が変わっていく方が楽しいと感じます。

飲み屋でも身のある話はできますが、お酒で忘れてしまったり(!)、内輪の議論に止まってしまいがちです(飲み会でしか話せない内容もあるとは思いますが)。
論文化は、内輪の話に止まらず、いろんな方との意見交換が可能となる一つの方法であると思います。
とりわけ、学問の領域では、経験年数や言語を超えて、いろいろな方々と意見交換できる世界が広がっているように思います。



B. モチベーションはどこにあるの…

生活行為向上マネジメント指導者研修に参加してきました!

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帰りの新幹線で書いています。忘れないために、書き記しておきます。




2月11日と12日の連休(!)に新大阪で研修会が行われました。

対象はOT協会MTDLP指導者、都道府県士会MTDLP推進委員及び暫定ファシリテーター、
となっています。

僕は、暫定ファシリテーターということで参加させてもらいました。

暫定ファシリテーターについて

二日間の講座で、このようなプログラムになっています→生活行為向上マネジメント指導者研修案内


研修会で特に強調されていたのは、MTDLPはあくまで一つの手段であるという点です。

2040年には、国民のうち85歳以上の方が10人に一人になる予測が示されています。

85歳以上の方の約半数は、介護保険を利用しているということですので、効果的なサービス提供やサービスの機能分化が必要と言われているそうです。

そのため、必要な人に必要な支援が、地域特性に応じて提供される仕組みづくりが急務となっていると。

これらの背景から、多職種が協働していくためのマネジメントが必要である
ということです。

MTDLP(生活行為向上マネジメント)の目的は、本人が生活する上で困っている・問題を感じている事柄で、やってみたい・もっと上手くできるようになりたいと思う生活行為を、再びできるように支援することということです。

OTRであれば誰でも(経験年数や領域に関わらず)MTDLPのようなマネジメントの思考過程を持てるようになりましょう ということで
MTDLPを再学習してきました。

特に印象に残ったのは、マネジメントの基本として、
「目的」と「目標」と「手段」をきちんと分けて
明確にしていくことができているか?
という問いです。

カンファレンスや、サービス担当者会議、地域ケア会議
など

様々な場面で 問題解決が必要とされています。

しかし、現場の実感としてもあるのですが、
なぜか解決「手段」が先行したり、
それ自体が目的化してしまっているのでは?
と感じることがあります。


これはドナルド・ショーンの
問題の設定こそ重要である という
指摘がそのまま当てはまると思われます。


目的や目標をいつも問うことと、
柔軟に、解決策を選択していけるようにマネジメントできる人が
求められていると感じました。
(しかも明るい雰囲気で!)


作業療法士は、その人の作業について
なぜ?
どうやって?

2016年を振り返る

あけましておめでとうございます。
書いている途中で、子供を寝かしつけていたら、年が明けてしまいました(笑
タイトル通りに2016年を振り返りたいと思います。




1.大学院と研究論文
 まずは、2016年はこれが大きいです。長期履修制度も利用させていただき、4年間かけて無事に修士課程を卒業できました。

 特に昨年末から年始にかけては追い込みをして、論文を提出し、最終試験を受けてと、特に大学の先生方や、職場の上司、家族には、研究に集中できるようサポートしていただきました。

 在学中は、とにかく研究を進めることに邁進していたので、卒業してからは家族の時間を大事にしています。

 卒業後は、そのまま博士課程に進む人もいれば、燃え尽きてしまう(?)人もいると聞いたことがあります。自分は、いまのところは修士論文の延長線上で、論文投稿をしたり、学会発表を続けられています。

 修士課程を終えてから、次にどんな研究をしていくのかが、とても大事なんだろうと考えています。博士課程を受験するわけではありませんが、何らかの形で研究を続けていきたいと思っています。そのあたりは、現在仕込み中です。

 それと、2016年は、論文投稿に挑戦した年でもあります。修士論文をベースにして、3部作のうちの一つが掲載されました。

作業療法リーズニング概念の活用に関する文献研究ー欧米と日本における2005年以前と2006年以降の比較ー.日本臨床作業療法研究3: 39-46, 2016.(オープンアクセス)

現在、投稿中の論文が2編、事例報告(MTDLP)1編で取り組んでいます。





2.臨床教育(共育)
 職場では、4月から作業療法部門を引っ張っていく立場になりました。
しかし、前任が築き上げてきた集団に自分が何ができるだろうかと、不安もありましたが、2016年は自分なりのリーダー像で取り組んできました。

 ヒアリングを通して、作業療法部門では、共育(きょういく)をテーマにしました。

量的にも質的にも、成果を示せる。具体的な技術も理論も、吸収する。
そんな感じで、いろいろな方に講師で来ていただき、勉強会を企画して来ました。

 3月と4月には、MALFMA

 5月には、牛膓さんには「IVESと課題指向型訓練」について

 7月には、WFMTと、大野くんに「ADOC-H」について
これはブログでは書いていないのですが、…

諏訪でリーズニング講座第二弾をさせて頂きました

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スマホでブログを書くようになりました.丸山です.
なぜスマホかというと,通勤時間など隙間時間を有効活用できるからです.
あとは,スマホが便利すぎて,ニュースやいろんな情報が入ってくるのですが,インプット偏重気味になっており, スマホがアウトプットにもっと活用出来たらいいかなと思ったからです.





さて,作業行動学会に引き続き,講義させて頂く機会を得ましたので,どんなことをさせてもらったのか,ご紹介します.
タイトルは『実践を考えるリーズニング講座第二弾』です.


リーズニングは,作業療法のクリニカルリーズニングのことで,臨床現場での作業療法士の思考過程に注目した概念です.

この研修会は3月にも行われ,そのときの感想で,実際の対象者のデータを利用しながら演習をしたい,というものがあり,そのリクエストにお応えする形で,第二弾が企画されました.

諏訪近辺の方から,関東や北陸の方にもご参加頂きました.



以下,スライドの一部です.
2回目の方も 初参加の方もいたので すこし前回を振り返りつつ




講義と 事例を通した演習を行いました



今回は特に 科学的リーズニングと叙述的リーズニングについて 対比しながら 理解を深めていきました.



臨床でありがちなミス









リーズニング講座を通して,どうしてもセラピストの思考パターンには偏りが出やすく,それをいかに振り返り,自覚化出来るかという点が大切なんだなと,改めて感じました.


そういう意味では,いくつかの思考過程のパターンを参照できるようにしておくとよいのかなと考えます.


この辺は,作業行動学会での発表内容にもリンクすることですので,頑張って論文化したいなと思います.


読んで下さりありがとうございました.

作業行動学会でライブOSAをさせて頂きました

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しばらく更新が遠のいていました.丸山です.

論文を書いたり,講義をさせて頂いたりなど,修士課程を終えてホッとする間もなく,走りつづけております.


さて,今回はタイトルの通り,感想を交えて学会のレポートをします.

第26回日本作業行動学会学術集会の実践講座として,ライブOSAという企画を任されるというとても名誉な,貴重な経験をさせて頂きました.

OSA(occupational self assessment)は,人間作業モデル(MOHO: model of human occupation)の代表的な評価ツールで,作業に焦点が当たるような構造になっており,対象者の方と協業して,作業療法の目標を設定することができます.

そのライブ版として,対象者の情報や,なぜOSAをつかうのかという文脈(context)を整理しつつ,
作業療法士役と対象者役を演じて,実際の臨床場面の様子を演じました.





ライブOSAは,2日間の学会期間のうち,初日のトリでした.

学会参加者は,過去の学会のなかでも参加者が一番多かったそうです.

あんなに大勢の前に立ってお話をするのははじめてでしたので,とても緊張しましたが,質疑などでは活発に意見交換できたと思い,ホッとしました.

僕らみたいな若手が起用された理由として,

大会長からは